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ー溶接は資格なしでもできる?必要な場合や種類を紹介ー

2024.03.29

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「資格なしでも溶接ってできるの?」

「溶接の資格にはどのようなものがあるのだろう」

 

溶接の仕事を続けていると、資格の取得については気になる方も多いのではないでしょうか。

溶接は、資格なしでできることもありますが、仕事内容によっては資格の取得が必須となります。資格を取得するほどメリットが増えるのです。

この記事では、溶接の仕事における資格の有無についてや、資格の種類、取得するメリットなどを詳しく説明します。

 

溶接に興味があったり、スキルアップを目指したりしている方はぜひ参考にしてください。

 

溶接は資格なしでもできるのか?

溶接の仕事は、資格なしでできる場合と、できない場合の2パターンに分けられます。ここでは、それぞれのパターンについて解説します。

 

資格なしでの溶接がOKであるとき

資格なしで溶接ができる場合は、DIYやはんだ付け、ロウ付けなどの溶接をする時です。

 

また、未経験で採用された場合、資格なしで見習い溶接工として働くことがあります。

ただし、資格なしで働き始めた場合でも、仕事を続けるのであれば資格の取得は必要となってくるでしょう。

なぜなら、資格を取得することで、技術や知識を持つ証拠となり、できる仕事の幅が広がるからです。一方、資格なしで溶接工として働くと、高品質に仕上げられなかったり安全管理が十分でなくなったりなどのデメリットがあります。

 

資格なしでの溶接も可能ですが、業界に入った後には資格が必要となることを把握しておきましょう。

 

資格なしでは溶接できない場合

資格なしでも溶接できる場合もありますが、資格と免許が欠かせない業務も多数存在します。

 

たとえば、ボイラー溶接では、国家資格である「ボイラー溶接士」を取得していなければ設備の溶接に携われません。

また、アーク溶接においては、溶接の練習をするだけであれば、資格なしでも可能です。しかし、仕事で行う場合は、資格を保持することが必要であると労働衛生安全法で定められているため、資格なしではできません。

 

このように、資格なしで行える溶接があったとしても、仕事を継続する上では専門的な知識が必要となります。

昇給や転職の際にも資格を保有していた方が有利となるため、資格を取るに越したことはないのです。

 

溶接の資格にはどのようなものがある?

溶接の資格はさまざまな種類があり、資格によって可能な業務が変わってきます。今回は、代表的な7つの資格について紹介します。

 

ガス溶接技能者

ガス溶接技能者は、ガス溶接の基本的な知識が得られる資格です。

 

ガス溶接は、ガスバーナーを使用してガスと酸素を燃焼させ、発生した熱を利用して金属を溶かす方法です。可燃性のガスや酸素の安全な扱い方の知識を得られるため、工場や建設現場でガス溶接を行う際には必須の資格となっています。

資格は、ガス溶接技能講習を受講し、学科試験に合格すれば取得可能です。難易度は比較的低いため、挑戦しやすい資格でしょう。

 

ガス溶接作業主任者

ガス溶接作業主任者は、ガス溶接現場の安全管理と監督を行う資格です。作業者への指示や設備の点検、防災対策などを適切に行う能力が求められます。

 

こちらの資格は学科試験のみであり、ガス溶接技能講習を修了した後に、ガス溶接の業務を3年以上経験した人のみに受験資格が与えられます。また、ガス溶接技能講習を受講していない場合は、学生時代に1年以上工学を学び、その後1年以上業務経験があれば受験可能です。

ガス溶接における業務の幅を広げたい人にはぴったりでしょう。

 

アーク溶接作業者

アーク溶接作業者は、電気の放電現象を利用して金属を溶かし、接合する溶接方法であるアーク溶接を行うにあたって必要な資格です。

 

この資格は、溶接特別教育講習を受講し、修了証の交付を受けることで取得できます。受講すると、被覆アーク溶接、ガス・シールドアーク溶接などの方法を習得し、配管などの溶接が行えるようになります。

 

アルミニウム溶接技能者

アルミニウム溶接技能者は、アルミニウム溶接を行うための資格です。主に、アルミニウム加工をする工場や建設現場で必要となります。

 

また、アルミニウムは素材にさまざまな特徴があり扱いが難しいため、溶接には特性を理解した繊細な技術が求められているのです。

試験は基本級と専門級があり、どちらも学科と実技の試験があります。合格率は80%と高いため、きちんと準備しておけば、合格できるでしょう。

 

PC工法溶接技能者

PC工法溶接技能者は、PC工法での溶接を行う際に必要となる資格です。

 

PC工法とは、プレキャストコンクリート工法の略で、コンクリート部材を事前に工場で製造し、その後現場で組み立てる工法を指します。

PC工法溶接技能者を保持していることにより、工場や建設現場などでの工事の計画や管理といった仕事ができるでしょう。

 

ボイラー溶接士

ボイラー溶接士は、ボイラーや圧力容器の溶接を行うための資格です。

 

溶接欠陥を防ぐための高度な技術や知識が求められ、受験するためには、第一種圧力容器の溶接の実務経験が1年以上必要となります。

普通ボイラー溶接士を受験し、その後レベルが上がった特別ボイラー溶接士の試験が受けられます。特別ボイラー溶接士を取得すると、ボイラー溶接に関する多くの業務をまかされるようになるでしょう。

 

溶接作業指導者

溶接作業指導者は、溶接の現場で、作業者へ指導・育成する役割を担う資格です。工場や建設現場で管理職となった場合に求められます。

 

受験対象者は、溶接技能資格を保持しており、実務経験がある25歳以上の人です。試験は学科試験のみで、講習を受けてから受ける形式となっています。合格率はほぼ100%ですが、資格取得後も管理者として講習の内容を熟知しておく必要があるでしょう。

 

資格を取得することで得られるメリット

資格はひと目で、その人が持つスキルが分かる指標となります。

 

資格を取得することで、対応可能な仕事が増えたり、難易度の高い仕事をまかせられたりするため、昇進につながるのです。会社によっては、給料アップも期待できるでしょう。

 

転職や独立をする際も、資格によって経験やスキルを証明できるため、有利になります。

また、専門的な知識を得られるため、より良い品質のものをつくれたり、後輩を育てられたりと実際に働くうえでもさまざまなメリットがあるでしょう。

 

まとめ

今回は、溶接の仕事における資格取得について、分かりやすく説明しました。

 

溶接は、資格なしでできることもありますが、仕事内容によっては資格が必須となります。

溶接の資格がなく入社したとしても、働きながら取得しスキルアップすることは十分可能です。

 

溶接の仕事や資格に興味がある方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

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